【せいろ蒸し】フライパンの使い方|道具の揃え方からお手入れ方法まで

蓋を開けたせいろの中に飲茶が4個入っている

「せいろ蒸しに憧れるけど、なんかめんどくさそう…」
「揃えなきゃいけないものが、たくさんありそう…」


そんなふうに思って、せいろの購入をためらっていませんか?

実は、家にあるフライパンで、手軽にせいろ蒸しが楽しめるんですよ。

フライパンでせいろを使う方法

・フライパンの上部内径より1〜2cm小さいせいろを選ぶ。

 フライパンに入れたとき、途中でひっかかるサイズ(底にせいろがつかないように)

・蒸し板があれば、フライパンに蒸し板を乗せ、その上にせいろを置くだけでOK

この記事では、せいろ初心者さんにも分かりやすく、フライパンで安全・簡単にせいろを活用する方法を解説します。

せいろを長持ちさせるためのお手入れ方法や注意点などもご紹介します

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目次

せいろ蒸しをフライパンで使う方法

せいろって、家にあるフライパンでも、十分にせいろ蒸しを楽しめるんです。

ここでは、せいろをフライパンで使うときの基本から、ちょっとしたコツまで、わかりやすくまとめていきます。

①蒸し板がある場合

蒸し板があると、簡単です。

蒸し板の選び方は、フライパンに乗せて使うため、フライパンより少し大きめにしましょう。

フライパンによっては、持ち手の部分が蒸し板に干渉して、蒸し板を平に置けない場合があります。
フライパンの形状も考えて、蒸し板のサイズを決めましょう。


蒸し板のサイズが同じでも、真ん中の穴が大きい方が、せいろに蒸気が伝わりやすくなり、失敗なく蒸せるでしょう。

蒸し板がある場合は、せいろは蒸し板に乗るサイズであれば大丈夫です。
ただし、蒸し板の穴より大きいサイズのせいろを選んでくださいね。

フライパンに水を入れ、蒸し板を乗せます。
その上にせいろを置くだけです。

②蒸し板がない場合の代用品

フライパンの上部の円周と、せいろの円周がぴったり合っていれば、せいろをフライパンに乗せるだけで蒸気が漏れることなく蒸すことができます。

ただ、この場合安定感がないので、調理中は目を離さずに注意が必要です。

蒸し板は繰り返し使えるので、ひとつ用意しておくと、もっと手軽に安全にせいろ蒸しを楽しむことができますよ!

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フライパン以外のお鍋も代用できる

せいろより少しだけ小さいお鍋に乗せるだけでも、せいろ蒸しを楽しむことができます。

また、せいろより大きいサイズのお鍋しかないという場合は鍋底にステンレス製のざるやケーキクーラーなどを置き、せいろが水に浸かないよう高さを出します。

その上にせいろを乗せれば大丈夫です。

大事なのは、せいろの底が水に浸からないようにすることです。

せいろは基本的に竹や杉などの天然素材で作られているので、水に長時間浸かると変形したり割れやすくなってしまいます。

フライパン同様他のお鍋でも代用できます。
でも、これから何度も蒸し料理を楽しみたいなら、蒸し板があった方が圧倒的に手間が減り簡単になりますよ!

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せいろ蒸しをするときのコツや注意点

①フライパンに水を入れる量の目安

水の量はとても大切です。

目安としては、フライパンの底から2cm程度がいいと言われています。

少なすぎると途中で水が蒸発して焦げる原因になりますし、多すぎるとせいろが直接水に触れて傷んでしまいます。

蒸している途中で様子を見て、水を足してあげると安心です。

その際は、差し水用のやかんやポットに熱湯を準備しておくとスムーズですよ。

②火加減と蒸し時間のコツ

せいろ蒸しを美味しくするには、まずは強火でしっかり蒸気を立ち上げて、そのあと中火で安定して蒸すのが基本。

蒸気がしっかり出てから食材を入れるのがコツなんです。

食材により、火加減や蒸し時間の調整が必要です。
また、2段3段を同時で蒸すときは、ときどき場所を入れ替えると、満遍なく蒸すことができます。

蒸し時間の目安は食材によりますが、野菜なら5〜10分、肉や魚なら10〜15分が目安です。

火の通り具合が気になるときは、竹串やお箸で中まで火が通ってるかチェックすると安心ですね。

③焦げや割れを防ぐ注意点

フライパンせいろでよくあるトラブルが、底の焦げやひび割れ

これを防ぐには以下のことに気をつけてください。

せいろを長持ちさせるための注意点
  • 水の量は減らさずに、途中でチェックする
  • 直接火にかけないよう、せいろの外周がフライパンの内側にしっかり収まるようにする
  • 空焚きしない
  • 使用後はしっかり乾かして保管

せいろの底にクッキングシートや葉物(キャベツやレタス・白菜など)を敷くと、食材の汁が落ちにくく、より長持ちしますよ。

せいろは、ちょっとした気配りで長く使えるアイテムなので、最初だけ注意して使い方を覚えておくと安心ですね。

せいろ蒸しに必要な道具と揃え方のポイント

せいろ蒸しって、始める前に「道具をいろいろ揃えなきゃ…」と悩む方が多いんですよね。

でも実は、最低限そろえるべきものは数点だけなんです。

ここでは、せいろをフライパンで使うときに必要な道具や、持っていない場合の代用品、選び方のポイントについてお話ししますね。

①せいろの素材とサイズの選び方

まずは、せいろ本体の選び方から。

せいろには主に竹製・杉製・檜製がありますが、初めてなら竹製が軽くて扱いやすく、コスパも良いのでおすすめです。

また、サイズは直径で表記されていて、一般家庭なら18cm~24cmが使いやすいですね。

家族2〜3人なら21cm前後、ひとり暮らしなら18cmくらいがちょうどいいボリューム感です。

ポイントは、手持ちのフライパンや鍋の内径に合うかどうか

ぴったりすぎると蒸気がうまく逃げないし、大きすぎても不安定になるので、フライパンより2cm以内のサイズが◎です。

②蒸し板・クッキングシート・鍋

せいろ蒸しをするには、実は「せいろ」だけでは足りません。

せいろ以外に必要な道具は以下の3つ

  • 蒸し板(蒸し台):せいろの底を水から浮かせるための高さを出す道具。専用鍋以外で使うときに安定感が出ます。
  • クッキングシート:食材が網目にくっつかないように敷く。穴のあいたタイプがおすすめ。手拭いなら繰り返し使えて経済的。また、キャベツやレタス、白菜の葉を敷いてもいいですよ。
  • 蒸し鍋:専用のものでなくても、フライパンや中華鍋・その他の鍋でも代用可能。蒸し板があればなお手軽で安心。

とはいえ、初心者には「せいろ+蒸し板+クッキングシート」の3点セットがあると安心です。

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③初めて買う人向けおすすめセット

「なにを買えばいいか分からない…」という方には、スターターセットもあります。

せいろ本体や蒸し板、高さ調整輪がセットで販売されていることが多いです。

中には、IH対応鍋付きセットなんてものもあるようですよ。

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せいろを長持ちさせる使い方とお手入れ方法

せいろは、ちゃんと扱えば5年、10年と長く使える調理道具です。

でも逆に、間違った使い方をすると、あっという間に焦げたり、カビたり、割れたり…。

ここでは、せいろを長持ちさせるためのコツと、使用後のケア方法についてまとめますね。

①使用後の洗い方と乾かし方

まず大事なのは「洗い方」と「乾かし方」です。

せいろは基本的に、洗剤を使わず、ぬるま湯でサッと洗うのが鉄則。

木の香りや油分を大事にするため、洗剤やたわしでゴシゴシはNGなんです。

特に食材のカスや汚れがこびりついたときは、やわらかいスポンジで優しくこすってください。

洗い終わったら、しっかり水気を切って、風通しの良いところで自然乾燥させるのがベスト。

直射日光は避けて、陰干しにしましょう。

日差しが強すぎると、木が反って割れたり、乾きすぎてヒビが入る原因になります。

②カビや焦げを防ぐ保管方法

せいろを長持ちさせるには、「保管方法」がとても大事です。

湿気がこもる場所に置くと、すぐにカビてしまうので注意してください。

おすすめは、

  • 完全に乾いてから、新聞紙やクラフト紙で軽く包んで収納
  • 風通しのよい棚や引き出しに保管(密閉ケースはNG)
  • 湿気が気になるときは、防湿剤を一緒に入れる

また、焦げを防ぐには、水がなくなっているのに火をかけ続けないようにすること

せいろを使っているときは、必ず途中で水の量をチェックしておきましょう。

とくに長時間蒸すときは、水の減りが早いので要注意です。

③NGな使い方と注意点

せいろの寿命を縮めてしまうNG行動、意外とやってしまいがちなんです。

以下のようなことは避けてくださいね。

  • 直火にかける(フライパン越しでも火が強すぎると焦げます)
  • 使ったあと放置する(水気が残るとカビの原因に)
  • 洗剤や漂白剤を使う(木の香りと油分が抜けます)
  • 無理にこじ開ける(木がささくれて割れやすくなります)

せいろって繊細そうに見えるけど、ちゃんと向き合えば何年も頼れる存在になります。

使い終わったら、軽く乾拭きしてから陰干し、というルーティンを習慣にしていきましょう。

④長く使えるための習慣づくり

最後に、せいろを大事に使い続けるための「ちょっとした習慣」をご紹介します。

  • 使う前に水をかけて湿らせておく(焦げ防止になる)
  • 使用後はすぐに洗って干す
  • 月に一度は風通しのよい日に外で陰干しする
  • 素材に合った保管環境を意識する(特に湿度)

このちょっとした気づかいで、せいろはぐっと長持ちしてくれます。

「せいろって手がかかるんじゃ…」と思う方も多いですが、実は愛着がわいてくるアイテムなんです。

使えば使うほど風合いが増して、キッチンの中で頼もしい存在になっていきますよ。

せいろ蒸しフライパンの使い方 まとめ

せいろ蒸しは、特別な鍋がなくてもフライパンひとつで手軽に始められる調理法です。

今回ご紹介したように、蒸し板の代用や水加減、火加減のコツを知っておくだけで、家庭でもふっくら美味しい蒸し料理が楽しめます。

お手入れや保管も、ちょっとした習慣を意識するだけで、せいろは長く使える心強い道具になります。

「使い方が難しそう」と感じていた方も、この記事を参考にすれば、きっと一歩を踏み出せるはず。

まずは家にある道具で、気軽に“せいろデビュー”してみませんか?

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